【文スト】痺れる心に触れないで -BEAST- 完全版
文豪ストレイドッグス 夢主 二次創作最高ランク : 10 , 更新:
BEAST単行本出たらそりゃあ書きたくなりますよ!!!!
本編更新せず、予告もなしでやってやりましたよ(殴ってくれ)
BEAST軸の寛は本編より年上で、中身もかなり大人びています。
皮肉屋である所は変わりませんが、非情で歪んだ性格になっています。
【追記】
不備があったので上げ直しました🙇🙇🙇
⚠️残酷描写&流血表現あり⚠️
覚悟はできましたか?
太宰さんが「織田作のいないミミックとの戦闘は大変だった」と述べていたので、そこから今回の話は思いつきました( ˘ω˘ )
存在意義への執着が強いのは、本編と同じく母親に存在を否定されたから。さらっと書いてますが、実は相当なトラウマになってます。
本編の記憶は最期まで持っていません。
太宰さんもそれを分かっていて対ミミック戦に彼を抜擢しました。
ジイドとの戦闘は織田作さんだから成立しているので、寛の場合殆ど死に行くようなものです。
それでも行きます。戦場に居なければ自分の存在価値を見い出せないから。
誰かに必要とされたかった。その思いだけで生きてきた寛にとって、最期に自分の死を哀しむ太宰さんの姿はどう見えたのか。
そこは皆さんの想像にお任せします。
【追記】
戦場には存在価値があると考えていた理由
“戦い”には相手が必要です。
例えば、剣道とか1vs1の状況を考えます。
選手の意識は倒すべき相手に向けられます。
寛は抗争の中で、“戦い”の最中だけは自分に意識が向いていると気づきました。
1vs1なら一人から、1vs多数なら複数人から。
“戦い”では躍起になって自分を殺そうとしてくる。
ここから、戦場では“自分は必要とされている”と考えるようになりました。
かなり歪んだ発想ですが、彼にとって存在価値は生きる理由でもあったのです。
“理由”が無ければ死んでしまう。
誰かの意識に自分を残したかった。
誰かに、思われたかった。
BEAST軸では北原さんにも、ミキさんにも出会っていないので常に愛に飢えていました。
誰かが一言かけてくれれば未来は変わっていたのかも。
それもまた可能性世界の一つなのでしょう。