戦争賛美歌と厭戦励歌【文スト夢】
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最高ランク : 9 , 更新: 2020/06/12 8:44:39
「正義のための戦い」を高らかに歌い上げる鉄腸さんと、「正義による犠牲」が人生そのものの足立とでは100%ぶつかり合うだろうなと思っております。
「ひとつの感想」恒藤恭
なんぢのことばの
なんぞ壮んなる
敗れたる此の國の人々を
罵り散らす
なんぢのことばの
なんぞさかんなる
われは正しかりき
いまもわれは正しと
自己肯定の
こころにたかぶり
いつまでかなんぢはののしる
↑足立の元である恒藤さんは、根っからの反戦主義者でした。思想弾圧で京大の滝川教授がクビになった事件では、『滝川事件』という集団ボイコットの首謀者になって、法学者でありながた国に背を向けたほどでした。
この際に書いた『死して生きる途』は、プロレタリアート以外の思想を持つ知識人が、国に対して「思想弾圧を反対する決意表明」を掲げた珍しい例にもなっています。
(見やすい方ですお納めください)
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足立が鴎外さんに悪態をつきつつも部下として付き従っているのは、鴎外が虐殺に大義を見出したからではなく、「虐殺を悪として行ったから」なのではと最近気がつきました。
自分の正義を貫いているはずが、誰にも大義を告げることなく冷酷な長でいようとする鴎外に、
他の誰にもない「人としての正しさ」を感じたのかもしれません。
(恨みを捨てただけじゃ、あんなにボスに軽口を叩けたりしないものね)
なんだかんだ、あの人って苦笑いしてること多いじゃないですか…笑笑笑笑 ページが変わる前とかに挟む小さいコマで、部屋で一人で眉をひそめて笑ってたり。
ときどき人間臭いところを見せちゃうボスが好きです👍👍👍👍
アバンギャルド・マボ 2020/06/12 8:56:11